世界はカーボンニュートラルへ
2050年カーボンニュートラルへの道が本格的に日本でも始まったことで、あらゆる業界でのEV化が叫ばれていますが流行り注目度が高いのは自動車産業でしょう。
二酸化炭素排出量を削減するには自動車やバイクにおける二酸化炭素排出量をできる限り減らさないといけないので、日本の自動車産業もバイク業界も大きく動き出しています。
2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを、2020年10月に行われた菅総理の所信表明演説で明言しているため、日本全国でその方向に舵を切ることになるのは将来的にも確定事項となっているのです。
特に、エネルギー資源に乏しく再生可能エネルギーを上手く活用できていない日本においては色んな問題をクリアする必要があり、様々な市場や業界が変わる大切な所信表明演説となりました。
集合住宅ではEVが使いづらい
一軒家の方々は自動車のEV化を歓迎し、EV充電器を取り付けてカーボンニュートラルの社会へと喜んで参入することが出来ますが集合住宅ではちょっとお話が変わってきます。
まず、現代日本におけるマンションでEV充電器が設置されている物件は1%未満といった情報があります。
そのため、集合住宅にお住まいの方はまずはこのEV充電器を設置してもらわないといけないのですが、設置を日便するために乗り越えなければいけない事柄が多くその壁の高さを見て諦めてしまった方やチャレンジしたけど乗り越え慣れなかった方もいます。
こういった状況になってしまっているため、集合住宅ではEVが使いにくい状態が続いているのです。
理事会を通すのが難しい
先ほど多少触れましたが、理事会を通すにはどのような段階で行動しないといけないのかを改めて見ていきましょう。
理事会へ申請する⇒理事会での承認を取り付ける⇒理事会が総会での議案提出をしてもらう⇒総会で承認を取り付ける⇒コストを負担し補助金申請を行う⇒工事業者を捜して設置工事をしてもらう⇒課金方法を確立して運用する⇒定期的にメンテナンスをしてトラブル対応も行う
このようにやるべきことが多く段階を踏んでいかないといけないのでEV充電器の設置になかなかたどり着かないのです。
理事会が通ったとしても業者探しで難航したり課金方法の確立や運用で難航することもあるというのも難題です。
導入例はある
このように壁がありすぎるために諦めてしまう人も多いのですが、集合住宅へのEV用充電器導入経験があるコンサルタント会社も存在しているのでそういった会社を上手く活用することで導入したケースも存在します。
壁が多すぎて素人では手が出せないようなEV用充電器の導入ですが、こういったコンサルタントを使って導入できれば設置後に管理組合がすることは特にないため、おすすめする人が多いのです。