SDGsとは何か
昨今はこのSDGsという言葉が日本でも使われることがとても多くなったので言葉としては知っている人も多いでしょう。
その意味について知っている方も多いと思いますが、改めて解説致します。
まずSDGsは「Sustainable Development Goals」の略で、日本語にすると「持続可能な開発目標」になります。
この開発目標には17個の世界的な目標と169個のターゲットで構成されているのですが、最終的なゴールはこれらを達成したことで得られる地球上で「誰一人取り残さない」ことになります。
今回お話しするのはこの17個の世界的な目標に設定された中での7番目に該当する「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」です。
目標の概要について
目標7「エネルギーをみんなに。そしてクリーンに」は簡単に解説してしまうとクリーンエネルギーを普及させることでエネルギー問題を解決することとなります。
この目標7にもターゲットが設定されているので、そちらを見ることでより概要がより鮮明になるでしょう。
ターゲットについて簡単に解説すると「2030年までに信頼できて安価なエネルギーを普遍的にアクセスできるようにして、再生可能エネルギーの割合を大幅に増やし、エネルギー効率の改善率を向上させる」となります。
文字にすると2行程度で終わってしまいますが、これを実行するとなると大きな課題があるのに気がつくことでしょう。
そのために、ターゲットの中には国際社会が協力することや開発途上国にも新たなエネルギーサービスを提供できるようにインフラの拡大まで文章に入っているのです。
日本が抱える問題
先進国である日本はこの目標7を達成するためにどのような問題を抱えているのでしょうか。
いくつかありますが、特に大きな問題が化石燃料の割合についてです。
再生可能エネルギーの割合を増やすにはどうしても化石燃料を用いた発電をどうにかしないと行けないのですが、現代日本ではこの化石燃料を用いた発電が7割以上を占めており再生可能エネルギーの割合は2割にいくかいかないか程度です。
そもそも島国である日本はエネルギー資源にとても乏しいので化石燃料による発電から抜け出すのは簡単ではありません。
この問題から脱するには化石燃料からの卒業が必要になります。
日本の対策
この問題に関して日本政府も理解しているため温室効果ガスを2050年までにゼロにすることを目指しています。
いわゆる「カーボンニュートラル」を目指すということです。
つまり、新たなる太陽電池などを実現化することや環境問題に取り組んでいる会社や企業に対しての投資なども考えられています。
私たち一般市民も節電を心がけて自家用車を電気自動車に変更するとか、自家用車の代わりに公共機関を使うとか、少しずつでも環境に対する取り組み方を変えていく必要があるのです。